「罰則付き禁止条例考えていない」大阪市が明言

平成23年1月20日(金)、大阪市役所本庁で「犬猫を守る大阪市民の会」と大阪市との話し合いが開催されました。
この話し合いは、昨年10月に「市民の会」が提出した要望書とその市側の回答について、意見交換をする場として開催されたものです。

話し合いの冒頭、市民の会代表より、「意見交換の前提である来年度の「街ねこ事業」について、予算が凍結されているという噂があります。動物愛護相談室から は来年度の事業については白紙であるということがサポーターや問合せをしたボランティアに伝えられていると聞いています」と来年度の事業の実施について、 不安感が広がっていることを指摘し、「実施局である健康福祉局として、平成24年度の街ねこ制度の実施をどのようにお考えなのか。また、ゆとりとみどり振 興局として、「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」の実施について、どのようにお考えなのか」と質問しました。

また、大変な 問題とされている大阪市の「罰則付き餌やり禁止条例」について、「当会では1月4日付けで、質問書及び要望書を提出し、大阪市の見解を求めたが、すぐに回 答はできないとのことでした。その後、2週間が経って、どのような方向に向かって検討しようとしているのでしょうか」と現時点での回答を求めました。

こ れらの質問に対して、健康福祉局からは、「新市長になり府の時のように予算が一旦凍結されて4月から7月までの暫定予算を組んでいる。次年度平成24年度 の街ねこ制度について私共の考えは、従来通り実施という方向で動いている」という回答があり、ゆとりとみどり振興局からは、「来年度も実施する方針である ことが局内では決まっている」という回答がありました。

予算編成の上で、全ての事業が見直されるという状況であるため100% の保証はありませんが、それぞれの担当の局としては「街ねこ事業」も「公園ねこサポーター制度」も実施の方向で考えていただいているということです。代表 より、「噂がひとりあるきしている部分もあるので、実施局として強い意志を持っていただいて、実施継続できるように推し進めてください」と改めて実施につ いての要望を行いました。

次いで、「罰則付き餌やり禁止条例」の問題については、健康福祉局より、「大阪市として餌やり禁止条 例を制定するという思いは持っていない。会から提出された要望書に書いてあるように、あるいは、市会の答弁で答えたとおりに、市民の方に理解が得られるよ うな、街ねこ制度を推進する為に必要なこと、いわゆる条例といえば大きくなろうかと思うが、そういった方向にもっていく検討をしていきたい。むやみやたら に餌やりを禁止するということでの制定は考えていない。」 と回答があり、「罰則付き餌やり禁止条例」の制定については検討していないとの発言がありました。

年末年始を挟み、これまで大 阪市からの明確な情報発信がないまま、様々な憶測や不安が広がった「罰則付き餌やり禁止条例」の問題ですが、罰則付きの禁止条例を制定するのではなく、街 ねこ制度を推進するための検討でしたら、「市民の会」が要望する内容と方向性が同じであり、その方向性にそっての議論を進めていただきたいと思います。

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