第四回議事録より(2011.11.20)

【「公園ねこについて考えるセミナー」報告 水上代表】
 公園ねこセミナーではゆとりとみどり振興局の宮沢課長からのお話があったように、公園ねこと街猫が区別されるものではなく同じ地域猫活動であり、公園ねこは行政の縦割りをなくしてゆとりとみどりと振興局と健康福祉局が合同で行っている事業。
 私たちもこのサポーター制度というものを根づかして街猫にまで広げていきたい。
 パネルディスカッションのときに皆さんが、公園事務所と市民ボランティアが協力し活動するということが全国で初の試みだというお話をされた。大阪市が先頭をきって走っていると思う。
 行政ができること、行政が出来ないことは私たちボランティアがするというふうに、役割分担を担ってこれから大阪市の動物愛護を推進していきたいと思う。
 あらためて思うことは、自分たちが要求して勝ち取ったものであるが、要求すれば必ず義務と責任というものが付いてくるということを考えて死ぬ気で頑張りたいと思う。

【「おおさか公園ねこの会」規約の確認、役員紹介 水上代表】
 『おおさか公園ねこの会』と行政との協同でセミナーを開催したが、今後もこのような会を開催するにあたって、しっかりとした組織作りが必要だと指摘をいただいたので、大阪公園ねこの会として役員を選出させていただいた。
  代表   水上
  副代表  荒井
  会計   井上
  事務局長 佐藤
  準役員を設置してこれから運営していこうと思う。


 『おおさか公園ねこの会』は2011年4月16日に発足した。生命尊重を基本とした活動の実践、不幸な猫を増やさないための避妊・去勢手術の実施、相互理解と尊重に基づく各地ボランティアとの連携、協同を基本とした行政への提案・要望活動を行っていくことを提案。
 この決まりを守りながら行政と協同をし、大阪市の動物愛護という大きな目標に向かって少しでも広げていけるように活動をしていきたい。 会則も新たにまとめた。

【避妊・去勢事業について 荒井】
 10月17日・18日に避妊・去勢手術を行った。2日で45匹の手術をすることが出来た。しかし、公園猫を優先するとお知らせしたが、雨が降っていたこともあり捕獲することができなかったのか、公園猫が少なかった。
 収支はこちらでお知らせしています。
 次回の手術は12月17日18日に予定。優先的にはサポーターに認定されている25公園。サポーターに認定されている公園は広く世間に知られている。その公園で猫が増えると、批判の対象にされてしまう。そのため、サポーターに認定されている公園は早くに手術を終わらせてしまいたい。だから認定されている公園を優先的にしたい。サポーター申請中の方、それ以外の方にも空きがあればお知らせできるので申し込みを。
費用は無料です。捕獲機の貸し出しもします。

【対市要望について・公園ねこサポーターへの連絡事項 水上】
・行政に対面で意見を伝えられる機会です。皆さんのご参加を。

・公園ねこサポーターのお約束
  1.避妊・去勢手術をする
   ぜったいに増やさないという意気込みでがんばってほしい
  2.置き餌をしない
   2か所以上で餌をやっている人は、特に大変だと思います。

   時間もかかります。しかし、ここがふんばりどころと思ってがんばってほしい 。
  3.周辺清掃をする
   ねこの糞尿だけでなくその他のごみを片付けましょう。

   それが、アピールにつながります。

 自分たちがサポーターとして認めてもらうには行動しかないと思います。考えて自分たちが動きやすいように 行動しましょう。

・来年の街猫制度は12月から受け付け開始。相談は動物愛護相談室まで。
街猫制度を使うためには、公園事務所長の合意書と町会を通じての回覧などでの手続きが必要になるので、ゆとりとみどり振興局の谷口係長まで相談してください。

・サポーター活動の周知と遺棄・虐待の防止のポスターなどを公園事務所で用意しているので、必要に応じてもらってください。公園内に水を置いたり、トイレを設置したりできる公園もあるので、公園事務所まで相談してください。

・実績報告書の提出は12月末現在の状況を1月10日までに提出のこと。公園事務所は1月4日から開いています。 なかなか、把握できてない報告が多いそうです。きちんと把握してから報告を。
 9月末の時点で25公園で615匹のねこがいます。そのうち、400匹くらいが手術済みではないだろうかと いうことですが、書類に不備が多いためきちんとした数が把握できていない。自分がお世話をしている猫の数は把握してほしい。猫たちの健康管理もそうですが、新しい猫がきていないか、いつも来ている猫がきているかなど、管理するという観点からも置き餌をしないように。

【環境省へのパブリックコメントについて 荒井】
保健所すなわち犬や猫が収容されている環境が大変悪いので施設の基準を示して下さい。
殺処分をするときに小さな動物や体の弱い動物には麻酔薬を併用してください。
自治体は動物を連れてこられた時は『引き取らなければならない』としています。
『正当な理由が認められる場合引き取ることができる』に変えてください。
これになるべく引き取らない都道府県の努力義務を加えてください。
何度も持ち込みをしてくる人はそれを遺棄として下さい。罰則を用いてください。
拾得者その他の者から飼い主のわからない犬や猫の引き取りを駆除目的で連れてきたときは、引き取らないとして下さい。
犬・猫を都道府県及び警察で2週間保管してください。
所有者の判明しない猫・生後90日以内の子犬は狂犬病予防法では抑留しないといけないといことにはあてはまらないので動物愛護法において告示期間を3カ月にしてほしい。
都道府県の処置に対して譲渡事業の義務化してください。
罰則の引き上げをして下さい。
犬・猫の避妊・去勢手術の義務化
都道府県は飼い主のいない猫の繁殖を適切に管理するため活動主体となる地域住民に必要な指導・助言に努めなくてはならない
虐待の防止について、警察が環境所に事件内容、虐待に該当する恐れがある場合は警察を同行の上、立ち入り検査をして動物の安全の確認と確保に必要な措置をとるようにしてください。
立ち入りまたは調査を拒み立ち入りを妨げ逃げる所有者や動物取扱業者に対して一定の条件を前提に裁判所の 許可状によって都道府県等が立件と捜査と動物の保護が出来るようにして下さい。
虐待が生じる前に未然に相談できる体勢を整えるため都道府県等の動物愛護担当職員と動物愛護に業務上関係のあるもの、団体及び警察は動物の虐待を早期発見に努めなければならないことを法律に追加してください。
虐待の定義が曖昧なのでこれをはっきりさせる

 

以上を会としてまとめました。署名をしてもらいましたら会として環境省に提出します。

【里親探しについて 井上】
 里親詐欺は里親探しに慣れていない方があいやすい傾向にあるので注意。
 まず、ポスターを作り、お知り合いの方にお願いするとか、動物病院に張ってもらったりする。 次にインターネットの募集サイトを利用。インターネットは使わないからというのではなく工夫を。
注意点
 猫の健康チェックをしましょう。約2週間は隔離して駆虫を。
 2か月以上の場合はウィルスチェックとワクチンをしましょう。また5カ月以上の場合は不妊手術を。
 猫の性格を把握し、先方の事情も考慮しましょう。譲渡するときは相手のお話をよく聞きましょう。
 申し込みに対して必ずアンケートを書いてもらいましょう。
 お見合いをして、必ずお届けする。
 お試し期間を設ける。
 譲渡成立の際には契約書を交わしましょう。
 お届けのときには里親さんと猫の記念写真を撮らせてもう。
 お届け後は連絡をとる。
 家に入れない人、一度に複数を欲しがる人、やけに急ぐ人は特に注意。
 あせらないこと。猫にはお家を選ぶことができないので、よく吟味して里親さんを見つける。

 ※配布資料はこちらからダウンロードできます。

【遺棄・虐待と警察の対応 佐藤】
 捨て猫を見つけたら警察に届ける。猫が病気などで弱っているときは、写真を撮るなどしてから病院に。
 警察の対応が悪いこともありますが、負けずに警察に対応をしてもらう。捨て猫を見つけた場所にポスターを張るなど強く要求する。犯罪だということを強く主張。
 捨て猫は保護。警察に預けると保健所にすぐに連れて行かれ殺処分されることもあるので注意。
 虐待の疑いがある場合は猫を保護するか、残念ながら死体を発見した時は保管して病院で診てもらう。虐待の証拠が発見できた場合はすぐに警察に。
 石を投げているなどの虐待の現場を見た、譲渡した猫が虐待にあった場合は証拠をもって、警察に届ける。
 餌をやっていることを文句言われた場合はきちんと冷静にお話しを。どうしも説得できない場合は警察に。その時には、必ず警察官の名前を聞いておく。
 猫ボランティア活動は夜にすることが多いので、自分が被害者になることもあるかもしれないので、きちんと 警察と連携できるように普段から連絡を。
 各署によって、対応が違うが、きちんと説明できるように知識を入れておくこと。
 捕獲機をかける時は、交番に連絡を。可能なら町会にも連絡をしておくとトラブルになりにくいので、連絡をしておく。

【大阪公園ねこの会 捕獲支援班の設立】
手術支援などのときに、捕獲するのに人出が必要なところにお手伝いできる方を募集。

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