第二回 公園ねこの会議事録より(2011.7)

【代表の発表】
・おおさか公園ねこの会は、すでにサポーターになっている方同士は勿論、サポーター申請中の方とも今後、継続的にコミュニケーションをとっていきたい。
・今年の街ねこ事業の手術助成金はわずか3ヶ月で予算が消化された。今後の制度の拡充を交渉していく。
・公園ねこサポーター制度は、公園ねこをめぐるトラブルがある中で、行政と協働できるようになった画期的な制度ですが行政は動物愛護というよりも公園の維持管理を目的にしている。
 しかし、公園の維持管理イコール猫排除ではないと、やっと行政が気がつき公園においての動物愛護の取り組みに公益性があると認め制度として公的な取り組みを始めたということ。
・今後は、私たちの活動が公益性のある活動であると広めていかなくてはいけないしサポーターが足並みをそろえる必要がある。
・会の代表もサポーターの一員として活動している。サポーターに認定された今も、公共の場所でねこの世話をしているという意識は変わらない。
 猫に対して大事に思う気持ちも変わらないが、だんだん周りの人の中で、こちらに理解を示してくれる人が増えたように思う。サポーターは腕章をもらって、餌やりをするだけで満足するのではなく、公益性のある活動であることを広めていく必要がある。
 いくら町会長の合意をもらって活動していても公園利用者など遠方から来られる方にまでサポーター制度について周知してもらう必要がある。
 そこで、サポーター制度についてのチラシをつくり公園利用者に配布する事も方法のひとつではないかと考えられる。
 一つの公園だけがうまくいっても仕方がない。あくまでも、動物愛護施策の第一歩である。ひとりひとりの努力と活動の趣旨を広める事が必要。


【U公園の取り組み】
 U公園は、大規模な公園で、50匹程の猫がいて8割は手術済み。サポーター申請をしているのは13名、掃除などの手伝いをする人は十数名。
 サポーター申請者で5,6回の会合を開き、猫マップ、猫サポート帳、活動の趣旨をたった紹介状というのも作った。これらを申請時に提示していく。
 公園の周囲に飲食店などが多いので、チラシを店舗に置かせてもらえないかと思案中。大きな公園なのでうまくいくと周りにいい影響があると思う。大きな公園なのでうまくいくと周りにいい影響があると思う。植物を守る会など、公園に関する他の団体もたくさんあり、そのあたりは町会長や公園事務所との話し合いを重ねる必要があり、共存していく方法も思案中である。
 対外的には、猫がかわいそうというのではなく、野良猫を管理し、愛護の面から共存を考えていく、というのがいい公園にしていくことだというのを前面に出し、協力を得ようとしている。
 公園事務所に申請に行くときは、行政とボランティアがしっかり話し合う場を作るということを念頭においておきたい。協議の体制をつくることが市民協働としてはどの公園でも必要なことだと思う。


【勝山北公園の取り組み
 猫トイレを設置する前は、道路に猫の糞が毎日落ちていて、臭くてひどい状態だった。トイレがないからあちこちに糞をするのでは?と思い、玄関の前にトイレを置いてみたら、家の周りの野良猫がそこでしてくれるようになり、家の周りの猫たちを16匹ほど手術した。
 公園の猫たちはどうなのかと思い、公園の清掃の会に参加した。案の定、公園の中の植え込みの周りに、猫の糞がいっぱいあり猫トイレの設置を提案したのが発端で、町会の人の合意もあり設置に至り、猫も利用してくれるように。
 サポーター制度の申請は、公園の会の人も乗り気になってくれ、町会長さんにも賛同してもらい登録の運びとなった。避妊去勢手術も進んでいるが、まだ、理解を得れていないところもあるので、周辺清掃の徹底も心がけている。徐々に皆さんに理解してもらえたらと思って、継続していこうと考えている。


【北区の公園事務所の対応について:Aさんの報告】
 10年ぐらい前から北区で避妊手術をして数を減らす努力をし、餌やりをし8年前からは、住宅地だけでなく、二つの公園で活動している。今まで80匹以上の避妊手術をして今は以前の3分の1程度にまで減った。
 今年になってから、大阪市のサポート制度にその二つの公園を申請したが面接まで3ヶ月も待たされた上、ようやく面接に漕ぎ着けたが大変腹立たしいものだった。北部方面公園事務所にはもう一人のサポーター申請者と面接に行ったが暴言を浴びせられ、取調べのような質問をされ、そして不合格を言い渡された挙句にサポーターとして認められなければ、公園でのえさやりは認めないとも言われた。餌やりはともかく、避妊手術も進み今更、止める訳にはいかないし、掃除などしてくれている人もいるのに、そういう人達の活動をもやめさせるために、面接をしてるのか?公園事務所と住民が共同で取り組むという話ではなかったか? 市長の言葉すら、うそだったのか?市長の言葉にだまされたのか?とまで思えてきた。
 他の公園事務所の話を聞くと、職員は親切だったと聞いたので、この北部公園事務所の職員だけがおかしいのだろうか? 公園事務所としての判断らしいので、では公園事務所自体がこの制度に反対なのか?とも思う。
 サポーター制度の面接を利用し、えさやりを禁止と言いたいだけなのではないか?  どんないい制度ができたとしても、職員の意識が低ければ何にもならない。職員そのものの意識改革が必要だ。

 スタートしたばかりの制度であり、がんばろうとしている市民を貶めるような、態度には強く抗議し、改善を求めていきたい。

(→後日の会の対応などはこちら


【グループディスカッション】
・サポーター制度を知りたい人・何かやりたい人グループ
申請したいが、一人で活動しているのでできない→他のボランティアの人と知り合いになり仲間作りをしていきたい。
・サポーター希望者・申請中グループ
巣箱の問題・置きえさになってしまうのをどうするか→交代制、清掃の体制
を考えないといけない。
・すでにサポーターになった人グループ
数を減らす→去勢、避妊手術の徹底。捕獲器の問題


【対市要望書骨子】
今年も犬猫を守る大阪市民の会の「市民からの要望書」を提出する。
・TNRを促進するために行政により助成制度を実施すること
・予算拡充(せめて500ぐらい)
・保護、譲渡のためのシェルターを設置(数は減ってきているけども、できるだけ多く一時預かりしたい)
・市民へのいっそうの周知(掲示などの周知徹底)
・市職員に対しての動物愛護に関する周知徹底と啓蒙(一般市民との対話含む)
・公園ねこの水場や雨のかからない場所を作れないか
・えさやり禁止の看板を啓蒙看板に切り替え(サポーター制度の周知も)
・公共の施設での遺棄・虐待について具体案を
・ホームレスが動物と一緒に入居できる施設を
これから、原案を作り直していく予定。


【お知らせ】
・放映の件 18日17時台 アンカーズアイ
・阿倍野区民まつり参加予定について。遺棄虐待反対ポスター展・里親探しパネ
ル展を設けたフリマ参加。
・次回公園ねこの会は、9月25日(日)開催予定。

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